僕が初めてギターを手に入れたのは

僕が15歳（高校生1年生）の頃です。

 

もともと音楽には興味があって、

「高校に合格したらアコースティックギターを自分で買う!!」

ということを目標に中学3年生の僕は勉学に励んでおりました。

 

無事高校に合格し、僕は前々から目をつけていた

通販の初心者用ギターセットを購入しました。

たしか19,800円だったと思います。

ギターが家に届いたときは本当に本当に嬉しくて、

ギターを持って、鏡の前に立ってカッコつけたり、

家中を持ち歩いていたのを覚えています。

ただし、ギターのボディーの大きさに慣れず、

購入1日目から部屋の入口のドアや壁に

何度もぶつけてしまったのも覚えています（笑）。

なにはともあれ、あの日は興奮したなぁ。

 

その後どうなったかー。

念願のギターをこづかいをはたいて購入したものの、

これがまたうまく弾けない！！

カタカナばかりの教本。意味不明な専門用語の数々…。

「チューニングって何？どうやってするの？」

とにかくギターを弾くまでに時間がかかり、

やっとの思いでチューニングらしきものをしたものの

音程があっているのか不安だったため、

疑問符だらけの練習は遅々として進まず、

僕とギターとの距離はだんだんと離れていきました。

そうして、いつしか僕の部屋の飾りになっていたのです。

 

ギターは弾きたいけど、弾けない―。

ちらっと横を見ると、ギターがこっちを見ている気がする。

そして「弾いてくれよ」って言われているような気がする。

ギターに申し訳なくて、片付けるにも片付けられない。

毎日がそんな感じでした（笑）。

 

これが15歳の頃のギターとの思い出であります。